ななまるの備忘録

オタクのひとりごと

【ラブライブ!サンシャイン!!】感想 - 今更履修したオタクの独り言 1期編

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ルビィちゃんがとても可愛い


はじめに

どうも。ななまるです。
久しぶりに感想書き殴りたくなってログインページに行ったらID忘れて入れなかったので、新しく開設しました。
なんて自分語りはさておき、先日ふと思い立ってラブライブシリーズの一気見をしました。
きっかけは今期アニメの「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」で、なんとなく見始めてからラブライブ沼に浸かり「いっそ無印から履修するか」って流れで一気見して今回のレビューに至りました。
ちなみに無印は凛ちゃん、サンシャインはルビィちゃん、虹ヶ咲はせつ菜ちゃん推しです。

タイトルにもある通り、自分の言いたいこと文字にしたらすっごい量になったので、ここでは1期分のお話をします。


ラブライブ!サンシャイン!!を履修するにあたって

放送当時は観ていなかったものの、アニメの「ラブライブ!サンシャイン!!」はク○アニメだといった情報が流れてきていたので覚悟を決めて履修に臨みました。
私自身無印は結構楽しめて(特に凛ちゃんでは号泣してました)、ク○アニメ評価もμ's至上のラブライバー目線だろうとタカをくくってました。



とりあえず1期と2期合わせた結論から。



文句のつけようのないク○アニメでした。



先に言っておくとネタバレ&かなり酷評してます。




ラブライブ!サンシャイン!!とは

そもそもこのブログ自体大人数に見せる想定で書いてないですが、たまたま目にした人向けに大まかなあらすじを書いておきます。

舞台は静岡県沼津市の、統廃合の危機にある浦の星女学院
前作主人公たちのチームである「μ's」に憧れる高海千歌を中心とした「Aqours」の9人のメンバーたちが、キラキラ輝くスクールアイドルを目指す物語。

といったもの。
夢を追いかける主人公たちの物語!いいね!面白そう!


そう思ってた時期が私にもありました。


原因は脚本の杜撰さ

上にもある通り、この作品の問題点は脚本にあるんじゃないかと感じました。
キャラは結構好きなんですが、掘り下げが甘かったり掘り下げどころかキャラ下げしてたり。なんというか全体的に良い印象を持てないんですよね。
その最たる例が3年生組です。


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左から小原鞠莉松浦果南黒澤ダイヤ


3年生組には黒澤ダイヤ小原鞠莉松浦果南の3人がいます。
この3人は昔からの幼なじみで、1年生の頃にはダイヤと果南が鞠莉を誘う形でスクールアイドルをしていました。ですが、とある理由でのすれ違いから解散してしまったことが9話で明かされます。


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私的ベストルビィ可愛い賞受賞作品が誕生するのも9話


すれ違いの理由は本編中で語られるのですが、簡単に言ってしまえば「本番で鞠莉が怪我をしているのを知った果南が悪化させないために歌わなかった」「鞠莉に留学の話が来ていることを知って、鞠莉の将来のためにスクールアイドルをやめた」の2点です。



これ本編見てた私、???って感じでした。



いやまぁ確かにわかるんですよ。仲間に怪我させたくないから、仲間の将来の進路のために、素晴らしい理由ですよ。
でもね、ここまで引っ張るほどの理由ではないんですよ。


もう一度3人が仲違いをした理由が語られる回を確認してみましょう。9話です。
ここまで引っ張っといて「お互いが大好きすぎて、思いやった結果あそこまでギスった」ってのが真相なわけです。


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もうあなたの顔見たくないときの顔


この理由が語られる直前に、本編中で鞠莉は果南に「もう、あなたの顔…見たくないの…」と突き放されています。


おさらいしておくと、この3人がスクールアイドルを始めたきっかけはダイヤと果南が鞠莉をスクールアイドルに誘ったことです。理由を知らない鞠莉としては、果南が勝手に誘ってきて気分が乗ってきたところで2人が勝手に辞めたので連れ戻そうとすると顔も見たくないとか言われた、みたいな感じです。


もうとことん鞠莉が可哀想なんですよ。


で、この後学校で鞠莉は再び果南に「もう一度スクールアイドルをやろう」と説得を試みますが、果南は鞠莉が差し出した衣装を窓から捨て、乱闘騒ぎになってしまいます。
文字にするだけでもう面白いですね。

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問題の事件現場

この後はなんやかんやあって果南がハグ厨として覚醒し、事態は丸く(?)収まるのですが、私は思いました。


なんだこの茶番はと。


推してる方には申し訳ないですが、アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』において松浦果南さんのことを好きになることはありませんでした。
自分勝手で意地っ張りの訳の分からないやつ、良いように言ってもかまってちゃん辺りが関の山な印象しか抱けませんでした。



あとここまで書いて今気付きましたが、ダイヤ影薄くない?



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ダイヤ「9人ですわ、わたくしを入れて」


もうひとつ言いたいことがあります

と、いった感じで3年生組の掘り下げ回が実質キャラ下げ回だったという話をさせて頂いたのですが、2年生も大概です。


というのが第10話の「シャイ煮はじめました」のお話で強く表れます。


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超高級鍋 シャイ煮職人 小原鞠莉


10話では、メンバーの桜内梨子ちゃんが東京でピアノコンクールが開催されるということで、同日に開催されるラブライブ予備予選とどちらを選ぶか、ということで葛藤します。
失敗してトラウマになってしまったピアノコンクールへのリベンジか、みんなと頑張って目指してきたラブライブを選ぶかで悩む梨子の葛藤は上手く描かれており、私も彼女はどうするのか見守りたくなりました。


この頃、ダイヤの提案によってAqoursのメンバーは合宿をすることに。恒例の水着回です。


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かつてのμ'sと同じ合宿メニューを提案するダイヤ 実際にμ'sが行ったかはさておき


海では案の定練習そっちのけで遊んだり、海の家の手伝いをしたりと、和気あいあいとした9人の様子がとても愛らしいです。
前話で3年生が乱闘騒ぎを起こしていたのが嘘のよう


海の家の手伝いを通じて絆を深めたAqoursは、「いい歌にしよう」と改めてラブライブに向かって進み始めます。
梨子も自分の中で答えが出たのか、コンクールのメールを削除します。
梨子の決意も新たになり、9人で目指せラブライブ!



と、そうはならないのがラブライブ!サンシャイン!!です。



はい。そうはならないんです。そうはさせないのが高海千歌さんです。


姉と梨子母のコンクールに関する会話をたまたま聞いた千歌は、ラブライブ予備予選と同日であることを知り、梨子を夜の海に連れ出します。


コンクールについて千歌は梨子に聞きますが、梨子はこう返します。


「自分に聞いたの、どっちが大切なのか。答えはすぐに出た。今の私の居場所はここなんだって」


梨子の決意と、過去の一人だった自分との決別の意味にも聞こえるようないいセリフです。



ですが千歌は後日、梨子を夜の学校へ連れ出し「ピアノコンクール、出てほしい」と告げます。



おい!!!!



おいおいおいおい、千歌さんよ。あれだけ葛藤してた梨子の決意はどうでもいいのか?


てかお前が独断で決めんなよ!!


と、いった感じで梨子はピアノコンクールに行っちゃいましたとさ。なんだったのこれ。


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大胆な告白はスクールアイドルの特権


ということで11話「友情ヨーソロー」に続くのですが、こちらに関しては言いたいこと多すぎるので後日別記事にまとめます。


そして最終回!

ここまでボロクソ言ってきたラブライブ!サンシャイン!!ですが、ついに1期最終回です。ラブライブ予備予選を8人で突破したAqoursラブライブ地方予選へ。


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制服ライブが浦の星女学院スタイル


この頃、浦の星女学院の統廃合を防ぐ条件として提示されたのは「学校説明会の参加者を増やす」といったものでした。ちなみに地方予選開始前の参加者は0人と、全く芳しくない状況でした。


しかしAqoursが学校を守るために頑張っていると知った生徒たちは、Aqoursに協力することを決めます。


そして千歌は提案をします。
「やろう!みんな一緒に!」
生徒たちをバックコーラスに起用することを宣言します。


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数の暴力でラブライブを制す構図


しかし地方予選当日の会場前で梨子の爆弾発言



「ごめんなさい!」



は????



なんと歌えるのは事前にエントリーしたメンバーに限るという事実が梨子の口から明かされるのです。


はよ言えや。


そんなこんなで地方予選が始まります。



そして千歌はステージ上でこう切り出します。



「今日は皆さんに伝えたいことがあります!!」




????





「それは私たちの学校のこと!街のことです!」





そこからはこれまでのAqoursの足跡を辿るミュージカルが5分にわたり上映されます。


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スクールアイドル兼舞台役者 高海千歌


私は何を見せられてるんだと。曲を披露する場でなんか演劇やってるぞと。



この作品のタイトルが「ラブライブ!」でなく「ラブエンゲキ!」だったら文句は言わなかったんですけどね。



そんなこんなで待望の新曲です。とてもいい曲ですしiTunesストアで音源の方も購入しました。
ですがここでも問題が。


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私はこの曲大好きです



その問題というのが「モブの乱入」です。



あれ?さっき梨子が歌えるのはエントリーしたメンバーに限るって言ってなかったっけ?聞き間違い?


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ステージに接近する厄介オタクの図



いいえ聞き間違いではありません。ですが許されてます。不思議ですね。これが小原家の権力とやらでしょうか。


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そして千歌は一人ステージを離れ全力疾走!出口へ向かって羽ばたいたところで地方予選は幕を閉じます。



もうやりたい放題




これ全編通して言えますけど、やりたい放題なんですよ。特に千歌が。



で、おそらくあのライブを見たであろう誰かが、学校説明会に申し込んでくれました。
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すごい!0が1になったぞ!



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ええ、ハオさん。その通りだと思います。



いやほんとちっちゃいんですよ。説明会の参加者が1人になった!で感動するのはちょっと無理があると思うんです。



といった感じで、13話はこうして終わって欲しくないなぁって予想を綺麗に踏み抜いていきました。



その後浦の星女学院に戻った千歌たちは、みんなで写真を撮り、集合写真のカットで1期終了です。




「君の心は輝いてるかい?」



ぼく「やかましいわ」



おわりに

勿論いいシーンはいくつかありました。μ'sを目指してきたAqoursが本当のスタートを切ったシーンとか。ポスターを外す描写はとてもいいと思いました。
ただそれを遥かに超える意味不明な描写が、ク○アニメって評価にさせたんじゃないかと私は思います。


おそらく「ラブライブ!サンシャイン!!」1期のテーマは、本編中で散々言われてたのと、最後の学校説明会の人数が1人になったのを見るに「0を1に」だと思うんですけど、あまりにもしょぼすぎるとしか言いようがない。
2期前提の作品なので仕方ないと言われればそこまでなのですが、なんとも歯切れの悪い終わり方でした。


以上、ボロクソに書き尽くした「ラブライブ!サンシャイン!!」1期の感想でした。ダンスなうwwの人たちに関しては、あれはあれでイラッときたのでそのうち書きます。